遠野小町日記⑥(酒米育成日記)

小町日記(自家製酒米生育状況)
吟ぎんがの成長(2020年8月1日)
草刈り

 今年は天候が悪く、雨の日が続いております。連日、全国各地の大雨の被害がニュースで流れており、心を痛めておりますが、被害にあわれた方、企業様の一刻も早い復旧を心からお祈り申し上げます。


 上閉伊酒造がある岩手県においても、ずっと雨の日が続いておりましたが、本日8/1は久々に晴れましたので、急遽、田んぼの草刈をしました。草刈り中、隣の田んぼの所有者の方に草刈りのルールを教えていただきました。草もただ刈ればいいということではなく、「側溝に草がつまらないように」とか「一箇所に草が集まるように」とかの留意点があるそうです。教えていただいた方、お名前も存じ上げませんが、本当にありがとうございました。

 田植えをしてから今日が4回目の草刈りでしたが、炎天下の最中行ったのは今日が初めてで、杜氏の佐々木もわたしも汗まみれ泥まみれになりました。終わった後に食べたガリガリ君がとても美味しかったです。

 稲の成長は、雨の日が続いたわりにはまずまずの状態のようです。先日、梅雨明け宣言が発表され、晴天の日が続いていますので、後半の挽回に期待しております。草刈りや水の管理など、田植以降も日常的にやらないといけないことが沢山あります。「米を作ることが如何に大変か」ということを実感すればするほど、その米を使って日本酒を造るという作業に対しての思い入れややりがいが深まっているように思います。

 あっという間に今年も8月です。今年の仕込みが始まる10月まで、あと2カ月しかないんですよね。年を取ると時間が経つのが早く感じるって本当ですね。全国的にコロナの第2波が懸念されていますが、しっかりとした予防対策を取りながら、仕込みには万全の体調で臨みたいです。ブログをご覧いただいております皆様のご健康についても心からご祈念申し上げます。